WiFi PLL Mother の基本的な使い方 [A] ハードウェア [B] web による設定 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- [A] ハードウェア ・5V DC入力 ACアダプタ(センタープラス)を使って 5V DC 電源を供給する。2A の電流が考慮されている。 ・リセットスイッチ ボードをハードウェアリセットする。 ・WPS 起動スイッチ このスイッチは電源投入時及びリセット時のみ評価される ON の時、WPS による WiFi 設定モードに入る。この時 LED が点滅する。ルーターの WPS スイッチを押すと 自動的に WiFi 設定が行われて LAN に接続される 一度 WPS による接続が成功したら、このスイッチは OFF にして良い ・EEPROM 起動スイッチ このスイッチは電源投入時及びリセット時のみ評価される ON の時、ボード上の I2C eeprom に書き込まれた SSID とパスワードを使ってアクセスポイントに接続する eeprom の 0x00 - 0x1F 番地に SSID を書き込んでおく(null 終端の文字列) eeprom の 0x20 - 0x5F 番地にパスワードを書き込んでおく(null 終端の文字列) ・設定 web 起動スイッチ このスイッチは電源投入時及びリセット時のみ評価される ON の時、ボードは web サーバーとして起動し、ユーザーは web にアクセスすることでボードの各種設定を 行うことができる。 設定は、ボード上の I2C eeprom に記録される。 ・音声出力 音声のステレオ出力端子 ・音声入力 音声のステレオ入力端子 ・Re:Birth 用スロット 4つの Re:Birth モジュールを挿すことができる。左から順に 0 から 3 まで番号が振ってある。 Re:birth モジュールの表(部品側)がボード中央側を向く方向に Re:birth モジュールを刺す PLL によるクロックを利用するときには、Re:Birth モジュールのクロックジャンパは SLCK に設定する ・外部 I2C 端子 任意の I2C 機器を接続できる。既定では OLED(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12031/)が想定されている ・OLED 表示切り替えスイッチ 外部 I2C 端子に接続された OLED の表示内容を切り替える ---------------------------------------------------------------------------------------------------- [B] web による設定 各種設定を行うことができる。値を書き換えたら、ページ下部の書き込みボタンを押すと内容が eeprom に記憶される 設定した値は、ボードを再起動すると反映される。 各設定は、ボードの動作を直接制御するものと、ボードをコントロールするホスト向けのものがあるが詳しくは省略する ・board の設定 - コマンド送信ウェイト … ホスト向け設定。ホストがボードに送信するコマンドの遅延時間を指定する - ボードのニックネーム … ボードに名前(ASCII文字)を設定できる。mDNS を使用するときのドメイン名に使用される。 - mDNS を使用する … チェックすると、web ページにドメイン名によるアクセスができる - 電子ボリュームの音量 … 起動及びリセット時の電子ボリュームの音量を指定する。電子ボリュームが付いていないときは設定できない - 起動時に OLED を表示しない … チェックすると、起動後に OLED を空白表示する。また、OLED に表示されるページに空白ページが追加される。 上記以外は基本的にデフォルト値で使う ・slot の設定 各スロットの Re:Birth モジュールについての情報を設定する chip の名前、clock の初期値はプルダウンメニューから選んでもいいし、任意の値を入力してもいい chip の名前、ハードウェアリセットの要求、追加情報は主にホスト向けの設定だが、 chip の名前が「SN76489」かつ追加情報が「POM」の時、ボードの電源投入時及びリセット時にそのスロットをミュートする ・WiFi のパスワード設定 I2C eeprom に SSID とパスワードを書き込む。ここで設定した値は EEPROM 起動スイッチを ON にしたときに利用される ・ボードを再起動する ソフトウェアリセットをかける ・WiFi 接続先のクリア ボードは一度 WiFi 接続に成功すると、その情報をマイコン内部に記憶して次回より自動的に WiFi 接続する そのマイコン内部の情報をクリアする ・ファームウェアアップデート ブラウザ経由でファームウェアをアップデートする 詳しくは HOWTOUPDATE.txt を参照のこと [注意] web 設定を行うときのブラウザには firefox を推奨する。chrome は動作対象外とする。