・WiFi PLL mother へのファームウェア書き込み手順 [A] 初回のファームウェア書き込み手順 [B] 2回目以降の書き込み手順 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- [A] 初回のファームウェアを書き込み手順 ボードのシリアル端子を使って書き込む。 必要なハードウェアは以下のもの。 ・I/O 電圧が 3.3V で、TX, RX, RTS, DTR 端子が引っ張り出せる USB-SERIAL 変換器。 秋月電子の AE-FT231X モジュールなど。 (1) USB-SERIAL モジュールと WiFi PLL Mother のシリアル端子を以下のように接続する USB-SERIAL | WIFI PLL MOTHER ----------------------------- TX | RX RX | TX RTS | RTS DTR | DTR GND | GND USB-SERIAL 変換器を PC につなげる。この時、このモジュールの COM ポート名を調べておく。 WiFi PLL Mother の電源を入れる。最低限マイコンが起動できるだけの回路を作成しておくこと。 (2) 作業用ディレクトリを用意する (3) Arduino core for the ESP32 のサイト https://github.com/espressif/arduino-esp32 から、 ver1.0.4 のリリースアーカイブ(esp32-1.0.4.zip)をダウンロードする。 esp32-1.0.4.zip を解凍し、その中から以下の2つのファイルを取り出して (2) のディレクトリに入れる boot_app0.bin bootloader_qio_80m.bin (4) https://dl.espressif.com/dl/esptool-2.6.1-windows.zip にアクセスして、 esptool-2.6.1-windows.zip をダウンロードする。 esptool-2.6.1-windows.zip を解凍して以下のファイルを取り出し、(2) のディレクトリに入れる esptool.exe (7) 本アーカイブを解凍して得られた以下のファイルを (2) のディレクトリに入れる wifi_udp_firm.ino.esp32.bin wifi_udp_firm.ino.esp32.partitions.bin (8) コマンドプロンプトを開き、(2) のディレクトリに移動し、以下のコマンドを打ち込む ただし、COMX の部分は (1) で接続した USB-SERIAL の COM ポート名を入れる esptool.exe --chip esp32 --port "COMX" --baud 921600 --before default_reset --after hard_reset write_flash -z --flash_mode dio --flash_freq 80m --flash_size detect 0xe000 "boot_app0.bin" 0x1000 "bootloader_qio_80m.bin" 0x10000 "wifi_udp_firm.ino.esp32.bin" 0x8000 "wifi_udp_firm.ino.esp32.partitions.bin" (9) 完了。 うまく行かなかったら、esp32-1.0.4.zip 内の platform.txt の最後あたりと boards.txt をにらめっこしてなんとかする。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- [B] 2回目以降の書き込み手順 WiFi PLL MOTHER の設定 web ページからファームウェアを書き込む (1) WiFi 接続を完了した後、設定 web 起動スイッチを ON にしてボードを起動、もしくはリセットする (2) ブラウザでボードの ipv4 アドレスにアクセスする 例:http://192.168.1.10/ (3) ファームウェアアップデートページを開き、ファイル選択で wifi_udp_firm.ino.esp32.bin を選択する (4) Update ボタンを押す。書き込みに時間を費やしたあと、ボードが自動的にリセットされて、ファームウェアの書き込みが完了する [注意1] ファームウェア update の際に利用するブラウザは firefox を推奨する。 [注意2]この手順ではメインプログラム部分の更新が可能である。メインプログラム以外のファームウェアのアップデートが必要な時は シリアル端子を利用したアップデートが必要となる。 そのため、新しいファームウェアが常に web からアップデートできることは保証しない。